今のうちに確認しておきたい、低金利のメリット!

2015年1月20日、長期金利の指標となる10年物国債の利回りが過去最低を更新して一時、0.195%と史上初めて0.1%台まで低下しました。しかしその後は反転上昇し、4月中旬には0.3%台を一時回復しています。

長期金利(10年物国債指標銘柄、月初値)
1989年4月から3%、1997年4月から5%、2014年4月から8%、2015年10月から10%(予定)

[出所] Datastreamよりソニーライフ・エイゴン生命作成


ここから本格的に反転上昇するのか、再び下落基調に転じるのかは専門家でも意見がわかれるところです。日本の歴史的低金利は10年以上もの間続いていますが、日銀の黒田総裁は2%のインフレ目標を掲げていますので、経済が明確にインフレ局面に転じていけば金利が上昇していくことも考えられます。ここで、私たち一般国民も実感できた低金利ゆえのメリットをおさらいしてみましょう。

            
メリット1:住宅ローン

ローンの金利が下がれば、個人が負担する金額は少なくなります。ローンの金利が上がれば、負担する金額は多くなります。したがって、金利の上がる前、金利が上がりそうという状況では、今のうちにローンを組んでおきたい人たちで住宅ローンの駆け込み需要がありそうです。

日本と同様に金融緩和を推し進めているヨーロッパでは、2015年1月のQE(量的緩和)の決定以降、一部の欧州国債が低金利を通り越してマイナス金利に突入しています。スペインの大手銀行バンキンテルでは、なんと住宅ローンを借りたお客さまに対して利子を支払うという事態まで発生しているそうです。

            
メリット2:その他の各種ローン

リフォームローン、マイカーローン、そして、しくみ上はリース料も安くなります。これはカーリースやパソコンリース(レンタルも?)の料金として、実感できるものです。

クレジットカードのリボ払い(リボルビング払い)の手数料についても、低金利は恩恵のあることかもしれません。リボ払いとは、カードの利用による毎月の支払額を一定にすることで、支払いの一部を翌月以降に繰り越す支払方法です。このとき、毎月の支払額はクレジットの返済額とリボ払い手数料の合計となります。そして手数料はローンの金利と同様に、クレジットの残債に対する実質年率(日割り計算されるので月々の負担は年率の1か月分)で設定されています。

            
メリット3:分割払いの金利手数料

家電などの販売店に見られる「分割払いの金利手数料は当社が負担」というサービスにも影響があるかもしれません。ここでいう負担は、金利が上がれば当然大きくなりますので、低金利でなくなれば会社の負担を抑えるために、販売数量が限定されたり(例えば「限定200セット」)、支払回数(例えば「最大60回の分割払い」)が少なくなったり、あるいは当社が負担というサービスがなくなってしまうかもしれません。

            

金利が上昇局面入りすると・・・

金利が上がって、もしも預金の金利が魅力的な水準になれば、預金ブームがやってくるかもしれません。

生命保険の保険料は、将来の保障に必要な費用を、それまでの運用で見込める利回りで割り引いて、保険会社が設定します。そして保険会社は、保障の発生に備えて資金を運用します。金利が上がると、より高い割引率で保険料を設定できることになります。新たに加入するご契約、特に契約期間の長い生命保険では、しくみ上では保険料が安くなりそうです。

また、米ドルやユーロ、人民元やルーブルといった他国の通貨との為替レートは、日本の金利が上がると円高になる、と考えられます。そして円高になると、あらゆる商品の物価に影響が及びます。しかし為替レートは国際情勢|国内政治|天候・災害などの様々な要因で決まるため、日本の金利の変化だけで、為替を通じて物価がどうなるかを想定するのは難しそうです。

※ このページの内容は、平成27年4月現在の状況に基づいて執筆されています。

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