世界リタイアメント準備度調査

当社はエイゴンと共同で、北米、ヨーロッパ、日本、ブラジル、インド、中国などにおける人々の退職とセカンドライフに向けた準備に関する意識調査を実施しています。本調査は今年で6年目になりますが、これまでの傾向として、退職後のための貯蓄が十分ではない現役世代が多く、セカンドライフで必要となる資金の準備が遅れているのが実情です。本年度は、退職後のセカンドライフでは人々は明るい希望を持っているものの、現実とのギャップがまだ大きいこと、そして、セカンドライフでの健康とお金には密接な関係があることがうかがえました。

エイゴン・リタイアメント準備度調査2017

今日、地球上で90歳の誕生日を迎える人は5人に1人となり、多くの国で高齢社会のコスト負担が重荷になっています。退職に対する考え方も、従来とは変わってきていて、人々はセカンドライフを人生における活動的なライフステージと考え、社会とのつながりを大事にし、地域コミュニティーとのかかわりを持ち、そして仕事もある程度続けていくことを望んでいます。このような変化の中、将来の長い退職のために検討するテーマとして、お金と健康がとても重要になります。

調査では、自分の健康状態は「極めて良い」あるいは「良い」と考えている人は、「普通」あるいは「悪い」と考えている人に比べ、退職後のセカンドライフをポジティブに捉えていることが分かりました。また、老齢期における健康に関心が高い人は多いものの、現在の日常の行動は必ずしも健康を重視していないことも判明しました。また、今年度も人々の退職に備えたお金の準備には進展があまり見られませんでした。退職の計画を書面で準備し、貯蓄を早く始め、そして習慣として身に着けることが重要となります。

退職はお金の安心とヘルシー・エイジングの究極の交差点と考えることができます。セカンドライフを楽しく過ごすためには、お金の計画を慎重に立て、同時に健康を維持していくことが必要で、そうすることで退職準備が高まる可能性があります。個人、企業、金融機関、国それぞれにヘルシー・エイジングとお金の安心のために果たす役割があるのです。

[引用元]United Nations, Population Division, World Population Prospects, The 2015 Revision.

エイゴン・リタイアメント準備度調査2017表紙

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主な調査結果

エイゴン・リタイアメント準備度指数で日本は2017年度も最下位

日本は4.7点で、世界平均の5.9点を大きく下回り、リタイアメントの準備が低い水準です。日本のスコアは過去6年でほとんど変わらず、毎年、調査対象国の中で最下位です。

[出所]エイゴン・リタイアメント準備度調査2017

  1.   エイゴン・リタイアメント準備度指数(ARRI)は、調査対象国における人々の退職準備を計測するためにエイゴンが開発した指数。ARRIスコアは意識に関する3問および行動に関する3問の6つの質問に対する回答を基に算出する。ARRIでは退職準備度を1点から10点でランク付けするが、8点から10点が「高」い準備度、6点から7.9点が「中」、6点未満が「低」に分類される。日本のARRIスコアは毎年極めて低い水準にあるが、今年度も4.7点でランキング最下位。最上位はインドの7.6点。

日本の勤労者も退職者も、退職後の所得の半分は国の年金制度から得られると考えている

日本人は退職後の所得全体のうち、50%を国の年金制度が占めると考えています(世界平均46%)。また、個人による貯蓄や投資からの収入は所得全体のうち32%程度、残りは企業年金(17%)と考えています。日本では、国の年金制度をあてにする人が多いようです。

日本の勤労者のうち、習慣的に貯蓄している人はわずか3割、世界平均を10%下回る

退職後のために貯蓄を欠かさず行っている人は少なく、「ときどき貯蓄している」人が32%、(世界平均24%)、また、「貯蓄はしたいが、していない」人が24%(世界平均19%)でした。

習慣的に貯蓄する人たちはセカンドライフの見通しが明るい

習慣的に貯蓄している人の81%が退職に向けた資金計画を立てる必要性を認識していますが、一方で、「貯蓄をしたことがない、あるいは、するつもりがない」人ではわずか41%でした。
習慣的に貯蓄している人の半数以上(55%)が「退職のための貯蓄額が現在どれくらいかをよく把握している」と答えたのに対し、ときどき貯蓄をする回答者では3分の1に留まりました。
しかし、習慣的に貯蓄している人でも「ゆとりあるセカンドライフを送る自信がある」との回答はわずか10%で、貯蓄がときどきの人では3%、貯蓄したいがしていない人では4%になりました。

日本の勤労者は65歳で引退を考えている

日本人は平均65歳で引退することを考えています。退職後のセカンドライフの期間は、自分の健康状態が「悪い」と考えている人では10年程度、健康状態が「非常に良い」、「良い」、または「普通」と考えている人では15年程度続くと想定しています。

日本では、定年と同時に仕事から引退すると考えている人はわずか5分の1(21%)、世界では3分の1

「給与所得を得る仕事から完全に引退するまでは働き方を変えて仕事を続ける」と考えている人は29%、「セカンドライフでもある程度は仕事を続けていく」と考えている人は17%、また、「定年は働き方に影響はなく、今と同じ仕事をずっと続けていく」と考えている人は7%になりました。「どうするか分からない」と回答したのは5分の1で、この割合は世界最大になりました。

健康は、ゆとりあるセカンドライフに不可欠

自分の健康状態は「非常に良い」か「良い」と自己評価している人は、世界では大半(68%)ですが、日本では少数(38%)でした。日本人の過半数(52%)が、健康状態は「普通」と自己評価(世界平均29%)しており、「悪い」は9%でした(世界平均3%)。現在の健康状態に対して、日本が調査対象国中で最もネガティブでした。

老齢期の健康に関心を持つ日本人は86%(世界82%)

しかし、日本で、「老齢期の最大の関心事は健康で、健康を維持するために積極的に行動している」人はわずか32%で、世界平均(43%)を下回りました。また、「現在の行動や選択は老齢期における健康に対して直接的な影響がある」と考える人も28%で少数派でした(世界平均52%)。

健康状態が非常に良いと考える勤労者は、退職に向けた準備がうまく進んでいる傾向

健康状態が非常に良いと自己評価する人は、自分の退職後資金がいくらあるのかを把握している傾向があります(日本での把握している人の割合は、健康状態が「非常に良い」人のうち54%、「良い」人のうち47%、「普通」の人のうち40%、「悪い」人のうち36%)。
健康状態が「非常に良い」と思う人は、習慣的に貯蓄していることが多く(37%)、「良い」人では35%、「普通」の人では24%、「悪い」人では33%でした。
また、老後の健康をとても気にかけている人は、気にしていない人に比べて、ARRIのスコアが高くなりました。

  • 老後の健康に対する関心と退職準備度(エイゴン・リタイアメント準備度指数)(日本)

[出所]エイゴン・リタイアメント準備度調査2017


  • 退職準備度(ARRI)別にみる健康に関する意識(日本)
退職
準備度
自己評価で健康状態が
極めて良い人の割合
老齢期の健康をとても
気にかけている人の割合
現在のライフスタイルは
将来の健康に大きな
影響があると考える人の割合
24% 55% 47%
10% 38% 36%
7% 26% 26%

[出所]エイゴン・リタイアメント準備度調査2017

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調査概要

  • 調査対象国
  • 日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、ポーランド、スペイン、トルコ、オランダ、英国、米国の15か国

  • 回答者
  • 現役世代の勤労者14,400名 (各国900名、中国のみ1,800名)と退職者1,600名 (各国100名、中国のみ200名)の合計16,000名

  • 調査期間
  • 2017年2月6日~18日

  • 調査方法
  • 各言語によるインターネット調査


世界リタイアメント意識調査<バックナンバー>

発行年 タイトル 表示形式
2016年 エイゴン・リタイアメント準備度調査 電子ブック形式で見るPDF形式で見る
2015年 エイゴン・リタイアメント準備度調査 電子ブック形式で見るPDF形式で見る
新しい柔軟な退職

調査対象国のプロフィール(PDF)

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2014年 エイゴン・リタイアメント準備度調査 電子ブック形式で見るPDF形式で見る
女性たちのリタイアメント 電子ブック形式で見るPDF形式で見る
2013年 エイゴン・リタイアメント準備度調査 電子ブック形式で見るPDF形式で見る
2012年 エイゴン・リタイアメント準備度調査 電子ブック形式で見るPDF形式で見る
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